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選挙:筑後市長選 まちづくりなど争点に 新人同士の一騎打ち--告示 /福岡

http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20091110ddlk40010428000c.html

 任期満了に伴う筑後市長選が8日告示された。前市議の弥吉治一郎氏(60)と、前副市長の中村征一氏(67)の2人が立候補を届け出、無所属新人同士の一騎打ちとなった。

 11年春に開業予定の九州新幹線筑後船小屋駅を生かしたまちづくりや、船小屋温泉への観光客誘致、中心市街地の商店街活性化などが争点となっている。

 このうち、新幹線筑後船小屋駅がある県営筑後広域公園内への温泉施設建設計画を巡り、両候補の意見は対立。弥吉候補は「県営公園内に市が予算を出して施設を建設するのはおかしい」と主張。中村候補は「開業する新幹線駅と併せて、市の活性化を図る観光の目玉にする」と訴えている。

 弥吉候補は民主党県7区総支部の推薦を受け、中村候補は公明党県本部や自民党筑後支部などの推薦を受けた。今夏の衆院選福岡7区で古賀誠氏と野田国義氏が激突した「自民対民主」の構図を引きずる形となり、両陣営の個人演説会などは熱を帯びている。

 投開票は15日。7日現在の有権者数は3万8720人(男1万8130人、女2万590人)。【松尾雅也、丸山宗一郎】

 ■候補者の第一声(届け出順)

 ◇市議生活の集大成

 ◆弥吉候補◆

 午前10時から、筑後市若菜のサザンクス筑後で、支持者ら500人(陣営発表)を集めて出陣式。県選出の民主党国会議員3人が「政権交代に見合う市長は弥吉候補」などと激励。候補は、同党が相次いでダム建設など公共事業を停止していることに触れ「生活を第一とする予算に変わりつつある。筑後市もこれに続かなくてはいけない」と訴えた。さらに「暮らしに困らない政治をする。この戦いは市議を長年務めた集大成だ」と締めくくった。

 ◇行政ガラス張りに

 ◆中村候補◆

 午前10時から、筑後市上北島のJAふくおか八女筑後地区センターで第一声。支持者ら約800人(陣営発表)が参加。自民党国会議員や県議、周辺自治体の首長らも出席した。候補は「11年春には新幹線筑後船小屋駅が開業し、国道442号のバイパスももうすぐ供用開始になり、交通の利便性は今以上に高まる。これを武器に筑後市を元気で活力のある街にする」と決意表明。さらに「確かな情報を市民に伝え、ガラス張りの行政を進めていく」と訴えた。

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弥吉治一郎(やよし・じいちろう) 60 無新
 飲食店経営▽市社協監事▽市シルバー人材センター理事[歴]国鉄職員▽市議・議長▽八女工高

中村征一(なかむら・せいいち) 67 無新
 [元]副市長[歴]県農政課企画広報監・農業振興課長・甘木農林所長・筑後農林所長▽鹿児島大=[公]

〔筑後版〕

毎日新聞 2009年11月10日 地方版
by mo_gu_sa | 2009-11-10 13:01 | 福岡


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