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温泉蒸気使った料理に上機嫌

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 温泉の蒸気を使った低温スチーム料理の開発に取り組む別府市の鉄輪温泉蒸気活用研究会(平山一政会長)の料理試食会がこのほど、同市北中のホテル風月ハモンドであり、イノシシやシカ、野菜などを使った多彩な料理が並んだ=写真。会は「鉄輪の新しい料理としてホテルや旅館のメニューとして提供。地域振興に役立てたい」と意気込んでいる。


 会場にはスチーム・ハマチ、鹿トマト煮、イノシシ甘露煮、ハモ押しずし、スチーム野菜(大根、ニンジン、キャベツ、タマネギなど)など珍しい献立がずらり。いずれも50~80度の低温スチームで10分~12時間調理した。

 広瀬勝貞知事や友永哲男・別府市副市長、別府短大の村田勝・食物栄養科教授、ホテル・旅館関係者など約人が試食した。「野菜は冷めているのにしゃきしゃき感があり、おいしい」「筋もなく、においもしない。軟らかく、食材を聞かなければ何の肉か分からない」「ハマチも刺し身やタタキと違った新感覚だ」などの感想が聞かれた。

 広瀬知事は「別府が元気になれば、大分も元気になる。イノシシやシカを使い有害鳥獣対策にもなる」と話した。

 会は07年3月、温泉の蒸気を活用した低温スチームによる料理、食品加工の確立を目指し産官学一体で設立。キャベツなら50度で14、15分。骨切りをしてないハモだと80度で12時間調理するなどの料理法を研究してきた。

 甲斐賢一事務局長(ホテル風月ハモンド社長)は「小魚や雑魚、形の悪い野菜もおいしく出せ、電気、ガスを使わずエコにもなる。『蒸気源な料理』で生産者を応援したい」と話している。

【写真】試食会ではシカ肉の押しずしなど様々な料理が並んだ=別府市北中のホテル風月ハモンド
by mo_gu_sa | 2009-10-21 00:00 | 大分


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