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大気汚染の懸念じわり 昨年度の環境調査

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_125271749819.html大気汚染の懸念じわり 昨年度の環境調査_e0113829_235641.jpg

 県は2008年度の県内(中核市の大分市を除く)の大気汚染、水質汚濁、ダイオキシン類、自動車騒音の環境調査結果を公表した。県環境保全課は「河川や地下水の一部で環境基準を達成できなかったが、全体的には良好に推移している」としている。

 【大気汚染】6市1町の測定局(計11)で常時監視している。二酸化硫黄や二酸化窒素、浮遊粒子状物質はいずれも基準値内だった。
 光化学オキシダント濃度を測定する7局すべてで、基準値を超えたものの、08年度中は健康被害が想定される「光化学スモッグ注意報」の発令はなかった。
 しかし、09年度は07年度以来、2年ぶりとなる注意報が既に3回発令されている。県環境保全課は「東アジア地域からの原因物質の流れ込みが一因とみられる。同地域の大気汚染は深刻だけに、今後も発生する恐れがある」という。
 【水質汚濁】河川48地点、湖沼6地点、海域28地点でカドミウム、全シアンなど健康に影響を及ぼす26項目について調査した。朝見川(別府市)と町田川(九重町)でヒ素が基準値をわずかに超えた。いずれも温泉水を含む地質の影響で、利水上の問題はない。
 河川汚濁の指標となるBOD(生物化学的酸素要求量)については、宇佐市の伊呂波川と寄藻川、豊後高田市の桂川で基準値をオーバーした。
 地下水は計56本の井戸で概況調査。ヒ素が2本、硝酸性窒素および亜硝酸性窒素が1本で環境基準を超えた。ヒ素は温泉、硝酸性窒素などは畑への肥料散布の影響とみられる。
 【ダイオキシン類】大気や河川、土壌など計42地点で調査したがすべて環境基準以下だった。ばいじんは38施設で測定しているが、9施設で基準を超過。該当施設のばいじんは無害化処理している。
 【自動車騒音】国道と県道、高速道路沿いの約4万戸のうち、約3万7800戸(93・9%)で昼夜ともに環境基準を達成した。

【写真】光化学オキシダント濃度が高まり、かすみがかかったような別府市内=2009年5月
by mo_gu_sa | 2009-09-12 10:04 | 鹿児島


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