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ユインチ鉱山試掘 天然ガス利活用に期待

http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-09-11-M_1-009-1_003.htmlユインチ鉱山試掘 天然ガス利活用に期待_e0113829_1316489.jpg

 【南城】天然ガスの採掘を目指し「南城ユインチ鉱山」の試掘を共同で開始するタピック沖縄(宮里好一社長)と県は10日、南城市佐敷のユインチホテル南城敷地内の同鉱山で開坑式と安全祈願祭を行った。同社や県、市関係者らが参加、天然ガスの発見と工事の安全を祈った。

 計画では本島南部の地下に豊富にあるとされる水溶性メタンガスを採掘し、地上でガスと温水に分離。ガスによる発電に伴う排熱を冷暖房などに有効利用するコージェネレーション(熱電併給)を導入し、ホテルの光熱に利用。温水は温泉として活用を図る予定だ。総事業費は2億円で、国の「天然ガス探鉱費補助」で1億円の補助を受ける。

 県は1980年代に三セクを立ち上げ糸満市大里で天然ガスを掘削したが、時代のニーズに合わないなどの理由で事業を中止した経緯がある。鉱山試掘は約30年ぶりで、民間事業者と共同で取り組むのは初めてとなる。

 宮里社長は「低炭素社会、エコを主軸とした新たな観光モデルを確立したい」と天然ガスの利活用に意欲を示した。県観光商工部の勝目和夫部長は「天然ガスに再び日の目が当たり喜んでいる。ぜひ成功させ全県的な普及に期待したい」と話した。

 同社は、今後24時間体制で試掘に当たり、11月末には天然ガスがあると予測される深度2100メートルまで達する見込み。来年4月ごろには温泉としての利用を開始、2011年をめどにガスをホテルの電力や熱として本格的に活用したいとしている。

【写真】深度2100メートルを目指し、試掘開始のロープを引く宮里好一社長(右)ら関係者=10日午後、南城市佐敷
by mo_gu_sa | 2009-09-11 11:00 | その他


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