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佐賀市富士町の古湯温泉旅館組合の13旅館で7日、菊に長寿を祈る「重陽の節句」(旧暦9月9日)にちなんだイベントが始まった。11日までの5日間、菊を旅館に飾ったり、菊の花を浸した酒を振る舞ったりと、趣向を凝らした演出で宿泊客の長寿と健康を祈る。
古湯温泉は約2200年前、不老不死の薬草を求めて中国から渡来したとされる徐福が見つけたと伝わる。イベントは「不老長寿の温泉で長寿を祝ってもらおう」と昨年から実施。菊の花びらを浮かべた温泉を提供する旅館もある。
吉花亭(きっかてい)は、梅酒のソーダ割りに菊の花びらを浮かべた食前酒を宿泊客に提供。朽網(くたみ)寛代表は「温泉の後は、おいしいお酒とお食事を。長寿のみならず若返りにも効きますよ」と話している。
【写真】「菊の花びらを浮かべた温泉も楽しめますよ」と話す佐賀観光協会の松本香織さん
=2009/09/08付 西日本新聞朝刊=