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温泉訴訟 県の控訴棄却(石川)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20090819-OYT8T01198.htm

 加賀市山代温泉で温泉掘削を計画する「温泉開発株式会社」が、県が温泉掘削を不許可としたことを不服として、処分取り消しを求めた行政訴訟の控訴審判決が19日、名古屋高裁金沢支部であった。渡辺修明裁判長は「不許可処分は(県の)裁量権の範囲を超え違法」として、処分を取り消し掘削を許可するよう命じた1審・金沢地裁判決を支持し、県側の控訴を棄却した。

 判決などによると、同社は2006年11月、山代温泉地区で温泉を掘削する許可を県に申請。県は〈1〉既存の源泉に影響を及ぼす可能性が高い〈2〉同地区では、旅館が個別に温泉を掘削せずに連携してきた経緯があり、今後の掘削に歯止めがかからなくなる――などとして不許可処分とした。

 渡辺裁判長は、掘削に知事の許可が必要な理由は「温泉源の保護と利用の適正化」のためで、源泉所有者の「既得利益保護のためではない」と指摘した。

 県自然保護課は「主張が認められず残念。判決を吟味し、適切に対応したい」とコメントした。同社は、山代温泉の別の掘削申請を不許可とされたことを不服とした行政訴訟も同地裁に起こしており、18日の口頭弁論で、県側は請求棄却を求めている。

(2009年8月20日 読売新聞)
by mo_gu_sa | 2009-08-20 00:00 | その他


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