http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1365754.article.html
復元が進む嬉野温泉(佐賀県嬉野市)の大衆浴場「古湯」の工事現場から、磁器製で六角形の浴場用タイルが見つかった。大正時代の開業時のものとみられるが、製造場所などは分からず、嬉野市が調査している。
タイルは一辺の長さが12センチで、厚さ2センチ。白磁で縁には青の文様が描かれ、中央には鳥の彫り物がある。玄関があった場所の2・5メートル下の地中に埋まっていたといい、建物の図面や地元の焼き物の史料からは、タイルの謎は解けていないという。
古湯は来年3月に完成、大正ロマンを演出する洋風建築が復元される。「タイルに見覚えがある人はぜひ、情報提供を」と担当職員。今後、活用策についても検討することにしている。
【写真左】工事現場から見つかったタイル
【写真右】復元される大衆浴場「古湯」