人気ブログランキング | 話題のタグを見る

霧島・新燃岳火口湖が茶色に 昨年の噴火後は白濁

http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=16928霧島・新燃岳火口湖が茶色に 昨年の噴火後は白濁_e0113829_1292356.jpg

 霧島・新燃岳(1421メートル)の火口湖「新燃池」の色が、昨年8月の噴火後に次々と変化している。最近は中心部がこげ茶色、湖岸付近が山吹色。普段は美しい青緑色だが、噴火後は白濁し、同12月中旬は濁った灰白色に。その後は黄緑色になり、4月末ごろから茶色に変わった。福岡管区気象台は14日、成分を分析するため湖水を採取した。
 新燃岳は昨年8月22日に噴火。しばらく湖水の色の青みは変わらなかったが、12月中旬にはふもとの温泉と同じような濁った灰白色になっていた。霧島ネイチャーガイドクラブの古園俊男会長は「その後は白濁した黄緑色だったが、2週間以上前に茶色に変わっていた」という。
 同気象台の大工豊地震火山課長は「茶色はおそらく酸化鉄。水の色の変化は化学変化による。過去にもあったと聞くが原因は分からない」。12月の濁りについては「阿蘇中岳の湯だまりに似ている。火山ガスの影響もあると思う」と話す。
 水温は通常19度ほど。湯に変わったり、噴気が上がったりするようなら噴火警戒レベルを上げる判断材料になるが、現在は火山性地震や微動など活発化の兆しはないという。

【写真】こげ茶色と山吹色に変色した新燃池=10日(中)灰白色になった新燃池=2008年12月16日(下)透明感のある青緑色の新燃池=2002年9月16日
by mo_gu_sa | 2009-05-18 06:30 | 鹿児島


<< 石畳を力走 湯平温泉祭り・駕籠... 色とりどり2009発 高原の夜... >>