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GW旋風 旅館、ホテル“満員御礼”

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_124115512614.htmlGW旋風 旅館、ホテル“満員御礼”_e0113829_18372099.jpg

 ゴールデンウイーク(GW)は二日から“黄金”の五連休に入る。小旅行にも最適とあって、県内の旅館・ホテルの多くは「満員御礼」の状態。予約担当者は「最終日(六日)以外はキャンセル待ちが続いている」とえびす顔。世界的不況に見舞われているが、このGWだけは別格のようだ。

 「二―五日は完全満室です。予約は二月ごろから一気に埋まった」
 百十五部屋を備える別府市のホテル白菊。担当者は空き部屋の問い合わせに追われている。「客の入り込みは例年同様。世は不景気と言うが、GWに関しては関係ないみたいですね」
 大型連休はいよいよ後半戦を迎える。県内各地の宿泊施設はどこも盛況。客室は早々と電話予約で埋まっていったという。
 「やはりETC(自動料金収受システム)の効果が大きい」。そう話すのは、県内四百六十三施設が加盟する県旅館ホテル生活衛生同業組合の堀精治事務局長。「例年以上に関西以北の予約者が目立つ。九州方面の宿泊客の落ち込みを、今年は遠方の旅行者がカバーしてくれている」
 定額給付金の恩恵、高速道路の千円乗り放題、“外出日和”が続きそうな天気…。堀事務局長は「この好機をどう生かすか。GWは黙っていても客は来る。積極的に大分の魅力を売り込み、リピーター増につなげたい」と意気込む。
 二―四日は大分市内の五千五百室をはじめ、由布市湯布院町内の旅館・ホテルもほぼ埋まった。とはいえ、景気悪化の影響で「連休以外の稼働率は例年より二割減った。宿泊を避け、車内で寝る人も多いようだ」と嘆く業界関係者もいる。
 書き入れ時のGW。天ケ瀬温泉旅館組合(十八軒)の佐藤勝通組合長は「遠方の客は確実に増えている」としながらも、「不景気で厳しいことに変わりはない」と語った。

【写真】ほぼ満室となっている県内の宿泊施設。写真は別府市の鉄輪温泉の旅館街
by mo_gu_sa | 2009-05-01 14:16 | 大分


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